一生に一度の成人式。
せっかくなので、とびっきりオシャレに着飾りたいと思いますよね?
そこで気になるのが袴に合わせるアイテム。
「自分らしいコーディネートをして、自分らしい姿で当日を迎えたい!」
そう思うのは、女性なら当たり前のこと。
中には、当日のためにオリジナルの小物を手作りする方もいらっしゃるようです。
そこで、今回は髪飾りをはじめ、成人式に着る袴に合わせる小物についてご紹介します。
髪飾りとひと口にまとめても、さまざまな物があります。
着物に合わせることをイメージするだけでも、櫛とかんざしが思い浮かぶという方は少なくないでしょう。
さらに、花をモチーフにした髪飾りにも、生花と造花があり、造花にもシルクフラワーやアートフラワーといった一般的なものの他に、つまみ細工をはじめ、布を使った和装ならではのものもあります。
髪飾りに花を用いるのはコーディネートの王道とも言えます。
たくさんの花をつけてボリューム感を出すことでより華やかに見せたり、ワンポイントの飾りでまとまり感を出したり、飾り方も人それぞれ。
色とりどりの花を合わせたい場合は特に、全体的な色の相性も考える必要があるので、袴姿で合わせてみるのがおすすめ。
正方形に切った布をつまんで貼り合わせ、花びらのような形をつくっていくつまみ細工。
一見するとこまかく手の込んだ細工のように見えて、実は初心者でも少し練習すれば手作りできるようになる手軽さがあり、手作りアイテムにも向いています。
色違いの花を複数くっつけたり、花びらを幾重にも重ねて大輪の花をつくったり、アレンジも自由自在。
和柄の布を使ったリボンのモチーフは袴との相性も抜群。
花のヘッドドレスとはひと味違ったイメージを与えてくれます。
リボンにフラワーのワンポイントを添えて飾れば愛らしさと華やかさを素敵に演出することが可能です。
リボンは比較的誰でも簡単に手作りできるので、自分らしいオリジナル小物をと考えている方にはおすすめ。
袴に合わせる場合、リボン自体が可愛らしさや洋装のイメージを持っているため、どうやって袴に合うようにするかがポイントとなります。
和柄を取り入れればなんでもOKというわけでもないので、色の相性も考えながら決めていきましょう。
日本の伝統的な装飾品であるかんざしは、髪の毛をまとめるために用いられた一本の棒が原点と言われています。
装飾品ということ以外にお守りや魔よけのような意味も持っていて、さまざまな想いや願いを込めて身に着けられていたようです。
ちょっとしたワンポイントで使われることも多いですが、種類によっては華やかなイメージのものもあり、どれをチョイスするかによってまったく違ったイメージをつくることができます。
1本の棒に丸い飾り玉がついたシンプルなタイプの「玉かんざし」は、べっ甲やサンゴ、翡翠といった本格的なものだけでなく、プラスチックを用いたカジュアルなものもあり。
本格的な和のものよりも、手毬のようなデザインをはじめ、ちょっぴりカジュアルなものが成人式の袴には似合いやすいかもしれません。
バチ型、銀杏型、扇形と呼ばれるかんざしは、扇形の形状のもの。
蒔絵長の花模様や、パール・ラインストーンなどを用いた、フォーマルな着物に合いやすい、カッチリとしたデザインのイメージの物が多くあります。
玉かんざしをプレスしたような平面型のかんざしは「平打ちかんざし」と呼ばれています。
球体の玉かんざしと違って平面の板のワンポイントがあることから、透かし彫りや毛彫りの模様が入っていることもあります。
髪をとく櫛は、通常かんざしと同じものではありませんが、おめでたい行事に「忌み言葉」は禁句。
櫛は「くし」と呼び、「苦死」を連想させることから贈り物にはしにくいところがありました。
そこで、櫛ではなく髪飾りとして扱うようになったことから、かんざしのように飾りをつけ、髪に刺して装飾品として使われるようになったようです。
櫛やかんざしはそれひとつではシンプルな印象で、ヘッドドレスにプラスするワンポイントという印象が強くあります。
しかし、つまみかんざしと呼ばれるかんざしは、それひとつで華やかなイメージをプラスすることが可能。
つまみかんざしとは、つまみ細工が用いられたかんざしのこと。
つまみ細工はそのほとんどが花をモチーフにしていることから花かんざしとも呼ばれています。
もし、つまみ細工を手作りするのであれば、かんざしや櫛を使ってより和のイメージが強いひと品にするのもおすすめです。
いかがでしたか?
髪飾りと言ってもさまざまな種類があることが分かったのではないでしょうか。
花、リボン、かんざし、櫛など、たくさんのアイテムやデザインの中から何が一番似合うかはなかなか自分では決められないことがあります。
みつわなら、1人ひとりに合ったコーディネートを丁寧に提案していきます。
袴の種類も数多くそろえているので、ぜひ一度店舗に訪れてみてください。